2008年11月28日金曜日

明日の天気

BBCの天気予報によると明日の予報はずばり三文字で"FOG"(霧)。でー、FOGが曇りや雨・雪+αの存在としてじゃなく主役になっちゃってます。FOGも日の目を浴びる場所があってさぞかし喜んでいることでしょう。しっかしこんな予報はじめて見ました。流石British weather。相当の変わり者です。天気予報好きとしてえらく感動しました。

2008年11月23日日曜日

初雪


今日はヨークに今冬初めて雪が舞いました。すごくきれいでした。写真は寮の僕の部屋から見た中庭です。ここ1ヶ月はかなり寒かったので気温的にはいつ雪が降ってもおかしくないと思っていたのですが、雪がたくさん降るような気候ではないそうです。

この寒さのためか、最近風邪が大流行。フラットメイトも3人ほどやられており、そのうち一人はもう治ったようですがインフルエンザにかかっていました。まだ完全に治ってない状態でパブのクイズナイトに強行参加していました。どんだけパブ好きなん(笑)。イギリス人は味覚を持っていないっていうのは僕の知る限りでは本当で、ほぼ毎晩パスタかスパゲッティ食べてます。その分お酒を楽しむのに舌を使っているようです。笑

英語は特に聞き取りにおいて依然として苦労しているのですが、先週心理言語学(頭の中の言語処理プロセスを説明しようとする学問??)の授業の先生の話が興味深かったので紹介します。彼女はおそらく東ヨーロッパのどっか出身でネイティブではないのですが、最初話を聞いたときはそうとは分からないほど流暢な英語を操ります。マスターとドクターはケンブリッジで取得したそうですが、マスターの一年間は英語は読めて書けて話せても聞き取りは全く出来なかったそうです。講義に関してはwaste of timeとまで言っていました。超聡明で、言語適性もばりばりありそうで、しかもケンブリッジ大学というイギリス国内で最も標準的な英語が飛び交う場所でそこまで苦労したっていうんなら、僕なんかが苦労するのは当然だと思うようになり、ちょっと気が楽になりました。

そんな彼女の聞き取り困難打開策は①省略化された表現に習熟する②ストレスが落ちる音節に着目するだったそうで、世界が変わったかのように何と言ってるか分かるようになったそうです。ってことでこれら二点意識してみます。

話はがらんと変わりますが、将棋の羽生善治名人は今週の26日、27日にタイトル戦の一つである竜王戦の第4戦目を迎えます。相手は渡辺明竜王で、これまで3連勝中!この一戦に勝てば竜王位奪取&永世竜王&永世七冠王という大記録を達成することになります。日本でも結構注目されているのではないでしょうか。もし達成すると七冠達成以来の羽生&将棋フィーバーが起こりそうな予感がします。頑張れ羽生名人!

僕も帰国したらまた将棋指してみようかな。僕の名前の漢字にも将棋の将入ってるし。笑

2008年10月26日日曜日

3ヶ月目

英国留学も早3ヶ月目を終えようとしています。3がつく月日は壁にぶち当たって悩み苦しむことが多いと聞いてはいましたがやはり僕にもきました。

その主たる原因はフラットメイトのイギリス人が話す英語があまりに早くて難しくて聞き取れず理解できず会話になかなか入っていけないということです。1対1で話す時はスピードを落として話してくれるのでまだましなのですが、イギリス人同士で話をしてて僕がぽつんといる時なんかは何のこっちゃ分からないことだらけで毎日打ちひしがれています。

英語力の問題だけでなく、ユーモア感覚の違いや話題(映画やテレビ)についていけないといった面もその苦労に大いに作用しているようです。

てことで僕はここ最近精神的にかなり弱体化しています。

それでもこんなつまんない僕に対してすごく優しく接してくれる友だちもいるのでホントに助けられています。

全く会話についていけない僕なんかいても面白くないかもしれないのに、毎週のようにパブに誘ってれるN。思い切って僕が抱えている悩みと申し訳なく思っている気持ちを打ち明けると「don't worry. your English is excellent. you are very brave」と言ってくれたJ。毎日のようにhow was your day? how was your night?と常に僕に気をかけてくれるC。

本当にみんな素敵な友だちです。

こんな優しさが身にしみて、それに悔しさや歯がゆさ、将来への漠然とした不安・・・いろんな気持ちが複雑に混ざり合って化学反応を起こし、先週は夜寮の部屋で性に合わず涙を流す日もありました。

涙って不思議なもので、僕が抱えている問題の解決の糸口は全くつかめていないのですが、なぜかすごくすっきりして今こうして日記を書けるようになるまで回復しました。

人種的に完全にマイノリティで、言葉も自由に操れなくて、文化や考え方の違いに戸惑いながら弱体化することで、今までだったら気付けていなかったかもしれない人の優しさに敏感になって気付けるようになれてばな、自分も周りの人のために何かできることがあったら積極的にサポートしていきたいなと思っています。

2008年10月12日日曜日

引越し&new friends

新学期が始まるのに伴い、先週別の寮に引っ越しました。今回の寮は前住んでいたとこよりも大学の中心部に近くて便利で、かつそこまで人通りが多いところでもなく良い立地条件です。設備も断然きれいです。ただ難点は、狭いキッチンを最大16人でシェアしないといけないということと、シャワールームが一つしかないということ。でもその分寮費が最高の設備が整っている寮よりも安く抑えられているので我慢できます。

フラットメイトは今日到着した人もいるみたいですが、僕が知っている範囲内では、イギリス人6人、韓国人3人、フランス人1人、中国人1人、日本人僕1人です。大学院生用のフラットということもあってか落ち着いた雰囲気で、かつフレンドリーで優しい人が多く安心しています。先週はFresher's week(新歓みたいなの)で、イギリス人のフラットメイトとその友達と一緒にパーティーに出たり、パブに行ったりして遊びまわっていました。かなりenjoyしました。

ただ英語には依然かなり苦労しています。特に今回はイギリス人が比較的多いフラットとあって、キッチンでイギリス人同士が会話してたら、スピードがえらい早くて内容が理解できなかったり、会話に入るタイミングがつかめなかったりしてかなり苦労しています。人が多いパブで音楽が大音量で流れたりしてたらもうなんのこっちゃさっぱり分かりません。奴らは最高のノイズです。笑

2008年9月21日日曜日

A trip to Whitby


昨日は英語コースの企画で、Whitsbyというヨークシャーの北東部(ヨークシャーはイングランドの北東部)にある港町にCoach(長距離バス)で行ってきました。あの「ドラキュラ」の舞台にもなっている町です。町に降り立った瞬間の感想は、町並みが映画「魔女の宅急便」でキキが一人前の魔女になる修行中に住んでた町にそっくりとだいうことです。古くからある建物と海が調和したきれいな町並みでした。キキと同様にイギリスで海を見たのは初めてだったので海の存在そのものに感動し、思わず「ジジ、海が見えるよ」と言いそうになりました。 そしてあの「海の見える街」のメロディーが流れました。たたん、たたん、たたんたたたん♪



Whitbyはイギリス料理の一つFish and Chipsが国内で最もおいしいと言われている町でもあるそうです。Fish and Chipsとは白身魚(タラ・カレイなど)を衣で揚げたもの+フライドポテト。比較的安い店で買い食べました。これがイギリスでFish and Chipsを食べるは初めて。正直全く期待していなかったのですが、ボリューム満点でめちゃくちゃ美味しかったです。新鮮で美味しい魚を使っているようでした。



その後小高い丘の上にあるWhitby Abbeyという修道院跡を観に行きました。このWhitby Abbeyは657年に建てられ、中世イングランド北東部の宗教の拠点として機能した修道院だそうです。壮大な建物でした。そういえばイタリア人の友達が、教会や修道院にその町の姿が一番表現されてるって言ってました。町の最も重要な建築物として建てるのに力が入れられ、保護するのに長い間様々な努力がなされてきたようです。イギリスは教会や修道院もそうですが、他の建物や住宅にしても古いものを大事にする精神が根付いているようです。地震がほぼ無いからなせる業だとは思いますが。


その丘から見た港と海の景色がまた壮観な眺めでした。

今回の旅行で、旅に対するモチベーションが上がりました。節約生活も板についてきたので、浮かせたお金で安くイギリス国内のきれいな町並みや自然堪能一人旅をしようかと考えています。

2008年9月16日火曜日

岬太郎元気です

キャプつばにこんなタイトルがあったような・・・。どうも、久しぶりの更新となります。No news is good newsというように英国生活にも慣れ、楽しく元気に過ごしてます。Receiptも一発で通じるようになりました!

マスター前のプレセッショナルも残すところ2週間となり、現在最終ロングエッセイに取り掛かっています。渡英をマスターが始まる直前にしてもよかったのですが、出費はかさんだものの2ヶ月早く来てホントに良かったと思っています。何よりも友人に恵まれました。特にポルトガル人の友達とつるんでいて、ご飯を一緒に作って食べたり、中心街まで外食しに行ったり、パブやクラブに行ったりしています。長いこと付き合っていけそうな友達です。また、彼は遊びだけでなく、異常なまでに勉強熱心で、良い刺激を受けています。エッセイ提出前にはMSNで互いのエッセイを添付ファイルで送り、コメントし合あい、内容・表現の改善に役立てるということまでやってます(考案者はもちろん彼)。これはホント効果覿面!

台湾人、韓国人、中国人、タイ人、日本人(たぶん6人)といったアジア系の人たちから、イギリス人、ギリシャ人、フランス人、ラトビア人、イタリア人といったヨーロッパ系の人たちまで温かい交流があり、主にアジア・ヨーロッパに限られてはいるものの、世界の縮図を見ているようで、各国の文化や考え方の違いに接しながらいろんな人と話をするのはすごく面白いです。違いがあっても、互いに人間的に尊重し認め合い、言葉が通じれば分かり合えるんだなとつくづく感じています。また、英語が話せる聞ける・・・以前に、話題がないとコミュニケーションが成り立たないということも改めて痛感しています。特に現在の世界情勢の理解は必須と感じ、新聞読んだりBBCをipodに取り込んで聞いたりしています。本や映画も楽しみとしてだけでなく教養の一つとしてたしなまないとなと思っています。

勉強の方は・・・"For many students, essay and nightmare are almost synonyms."ととある本に書かれていたようにホント苦しめられています。書く前に大量の文献を読むのは思っていた以上に大変です。そしてその文献を自分の考えのサポーターとして引用しないといけないのですが(僕なんかが何の証拠無しに意見を言っても何の説得力もない)、多くの情報を自分段落構成に上手く合うように処理するのはなかなか難しいものです。また、以前述べたように、Plagiarism(盗用・剽窃)にひっからないように文献の内容を自分の言葉で言い換えるのはまさに言うは易し行うは難し。

でもこの苦しみをマスター前に少しでも味わえたのは結構大きいかなとも思っています。マスターが始まるとおそらく想像以上に苦しむことになるのでしょうが。

このプレセッショナルが終わってからマスターが始まるまで2週間のバケーションがあり、せっかくなのでケンブリッジとロンドンに行くことになりました。思いっきり楽しんできます。ではでは。

2008年8月23日土曜日

発音の大切さ

を痛感しています。ネイティブ、ノンネイティブ関係なく、個々の単語の発音がある程度正確でないと話が通じません。んなこと当然だろと思われるかもしれませんが、恥ずかしながらだいたいの音が出てれば通じはするかなと思っていた僕としてはなかなか衝撃的事実です。

例は枚挙にいとまがないくらいあるのですが、よく間違うのがreceiptの発音です。パソコンで家計簿をつけている(奇跡的にまだ続いてます!)ので、買い物の時レジでレシートをもらえなかった時に「Can I have a reciept, please?」と言うのですが、なかなか一発で理解してもらえません。receiptの発音記号は[rIsi:t]で、ストレスは後半部分におちるのですが、おそらく[r]が[l]になったり、[rI]が[re]になったり、[si:]が[Si:](hが入るってこと)になったり、ストレスが前半部分におちたりするといった理由から通じていないものと思われます(ここで用いてる発音記号は便宜上のもの)。

英語でコミュニケーションをとるために必要な要素は、正確な文法、豊富な語彙等いろいろあるとは思いますが、それらの中での重要度ランキングで発音が赤丸急上昇中です。基本的な文を作れて、高校までで習うレベルくらいの語彙を知ってて使えれば、一番大事なのは発音かもと思うくらい。

Listening&pronunciationの先生曰く、僕の発音の弱点は特に子音の不明確さにあるらしい。英語は母音の種類が日本語のそれより多いので、母音の正確さに問題があると思っていたので、この指摘もまた衝撃的でした。だからといって母音の発音に問題がないわけではなく、慣れれば自然にできるようになるとのこと。うーん、本当かなぁ。

いずれにせよ発音改善に意識的に取り組みたいと思います。

2008年8月18日月曜日

I finally got an unconditional offer!


僕なりに頑張って作りました。ラーメンにもやしと葱を入れている時点で自分で自分を褒めたいです。笑
インスタントラーメンはなんと大学の生協みたいなスーパーで買いました。僕が大好きな出前一丁です。なぜあんな狭い店にこのラーメンが置いてあるのかは謎ですが、すごく助かります。ご飯は先日大型スーパーで買ったもので、のりは日本から持ってきたものです。
そして肝心の味は・・・めちゃくちちゃ上手い!食に対する期待度が急降下しているという側面もあるかもしれませんが、たぶん読者のみなさんも満足するレベルです。
それはともかく、今日嬉しいことがありました。ようやく正式な合格通知書(Uncondtional offer)をもらいました!昨年の7月あたりから大学院留学を考え、本やインターネットで猛リサーチし始めたので、約1年間とりあえずこの通知書をもらうために準備してきたことになります。正直準備はすごく面倒で大変で苦労したので、2枚の紙切れを手にした瞬間は思わず感慨にふけりました。
せっかくなので、イギリス大学院出願について簡単にまとめます。
出願形態ですが、日本の大学のような入学試験はなく、書類選考です。必要な書類は大学によって異なりますが、僕が提出したものは、
・履歴書
・成績証明書
・卒業証明書
・推薦状2通(大学の先生に書いてもらうのが一般的)
・エッセイ(これまでの経験や志望動機等。1000語程度)
・英語能力証明書(TOEFLやIELTS等の英語試験の結果)
・財政能力証明書
です。
中でも苦労したのはTOEFLで大学が定めたスコアを取ることです(イギリスの場合IELTSの方がメジャーだが、TOEFLでも可。日本にいるとTOEFLの方が受験機会が多いし、ちょっと安い)。大学院出願の場合、やはり大学によりますが、一般的にTOEFL iBTだと80~100/120、IELTSだと6.5~7.0必要だと言われています。僕が出願した3校の要求スコアはTOEFL iBT 92以上でした。オックスフォードやケンブリッジは確か110以上だったような・・・。ちーん。
ただ、イギリスの大学は英語のスコアに寛容なところがあり、出願時に所定のスコアに達していなくても、条件付き合格(Conditional offer)といって入学前までにスコアに達すれば合格というオファーを出してくれる大学が多くあります。結構いい加減です。僕も昨年12月の出願時にはTOEFLのスコアは80点代前半のものを提出し、条件付き合格のオファーをもらいました。
でもあくまで条件付きなので、今年に入ってどうにかして所定のスコアを取るべく、決して安くないTOEFLの試験を3回ほど受験しました。
最初の2回は80点代前半で伸び悩んでいたのですが、6月に大阪で受けた試験でようやく92点を超すことができました。この結果をインターネットで知った時の喜びはひとしおでした。
そのスコアの原本コピーを大学に提出し、今日に至ったわけです。
出願に際しては、友だちや先輩、先生方に相談に乗ってもらったり、大学の先生には自分で読んで感動するような推薦状を書いてもらったり、エッセイの手直しを入念にしてもらったりして、ホントいろんな人に助けてもらいました。本当にありがとうございました。そして何よりも、究極のわがままを許してくれた両親にはいくら感謝してもし尽くしきれません。これから思う存分親孝行しないといけないなと思っています。
異国の地に一人でやって来て、人種的には完全なマイノリティというある意味社会的弱者になって改めて、僕はこれまでいろんな人に支えられて恵まれた環境で生きてきたとうことをしみじみと感じています。渡英前にもらったメッセージ国旗にも書かれていましたが、そういう人たちへの、そしてこっちで知り合った人たちへの感謝の気持ちを大切にしながら笑顔で頑張ります。
とりあえず金曜提出のロングエッセイを終わらせないと。

2008年8月15日金曜日

Necessity is a mother of action&人の優しさ

必要は行動の母。

UK生活で一番困るのは何といっても物価が高いということ。特に外食にかかる値段は法外です。これまでどれだけtoo expensiveという言葉を使い、聞いてきたことか。

日本にいた時のような食生活をしていては、とてもじゃないけど生活していけないということで、少なくとも朝昼は自炊してます。朝は定番のシリアルフード。シリアルの中に人間生活に必要な栄養素全てが入ってればいいのになと思うこともしばしば。昼は朝作ったサンドイッチ。僕でも簡単に作れ、調理時間は5分もかかりません。ただ夕飯だけは調理器具がまだそろってなかったり、材料がなかったり、ぶっちゃけめんどいという理由で、まだ許容できる値段で夕食を提供している学食にお世話になっていました。

このままではいけないということで、今日の授業後シティーセンターへトラベラーズチェックを現金に換えるついでに買出しに行きました。フライパン、鍋、包丁、米、野菜・・・。ちょっと高かったけど仕方ない。今後の食費を浮かすため。

さぁ新たに揃えた調理器具と食材で早速料理してみようということでキッチンに向かうと、見知らぬ人たちが3人ほど。何やら韓国人のフラットメイトが韓国人の友人を招いて食事会を開いているらしい。僕は僕で夕飯の準備を進めようとしていると、なんと一緒に食べないかと誘われました。お言葉に甘えてカレーやらキムチやらビールやら頂きました。

食事中は、プレセッショナルや日韓ドラマ、野球等で話が弾みました。日本語も結構知っててびっくり。日本ドラマを見る機会がたくさんあるらしい。

そして何よりも彼らの優しさと温かさに感動しました。お互い自分の考えや感情を完全に伝えられたわけではなかったと思うのですが、心が通じ合っているようでした。言葉を自由に操ることはもちろん大事だけど、相手を優しく受けとめる心を持つことが人間関係の大前提なんだと思いました。

2008年8月11日月曜日

エッセイ

10月から始まる修士課程では、4000語~5000語のエッセイ4本と、12000語程度のDissertation(修士論文)が主な評価対象になっており、とにかく「書く」ことが重視されています。プレセッショナルはこのエッセイを上手く書き上げるためのコースと言っても過言ではなく、そう語数は多くありませんが何本かエッセイを書くことになっています。

先生がよく指摘すること2つ。

①Plagiarism(盗用、剽窃)には注意せよ
コピー&ペースト。ごく簡単に言うと、他人の意見や実験、発見等を無断で引用することです。もっと複雑で細かなものらしいのですが、まだ実体はつかめていません。イギリスの大学はこのPlagiarismに関してはホント厳しいようで、無断引用率(調べるソフトがあるらしい)がある割合を超えると、退学までさせられかねないのです。うーむ、怖い怖い。直接引用でも引用源を示せば問題ないのかなと思っていたのですが、しっかり自分の言葉で置き換えて説明しなければなりません。細心の注意が必要です。

②アカデミックスタイルで書け
おそらく今一番実体が分からず苦戦しているものです。話し言葉ではなく書き言葉を、インフォーマルな言葉ではなくフォーマルな言葉を用い、エッセイ全体をアカデミックスタイルに仕上なければならないということです。このアカデミックwordsが使われていなければ、エッセイの質が落ちると判断されるようです。 I thinkやI, We, peopleを使うなといった聞いたことがあるものから、get, go, putを使った熟語(get worse, go on, put off等。それぞれ deteriorate, continue, be deterredへ)はアカデミックじゃない という「マジかよ」「ちょっと厳しすぎんじゃないの」と思うものまで様々で、あまりにも数が多すぎて正直うんざりしています。また、英英辞書引いてもこれがアカデミックwordsだという説明が必ずしもなされているわけではないので、対処法は暗中模索中です。

どちらとも一筋縄ではいかない難しい問題ですが、新たな発見がたくさんあってすごく楽しいです。

2008年8月10日日曜日

紳士の国

イギリスが紳士的振る舞いを大切にする国だという話は本当のようです。建物のドアを開けて「After you.(お先にどうぞ)」と言ったり、歩行者用の信号がない道路上で横断しようとしてると車を止めて横断させてくれたりする人が多いように思います。

そういえばベストセラーになってる「世界の日本人ジョーク集」で、各国の国民性を表すジョークとしてこんなものがあったっけ。

旅客船が沈没しようとしているため、船長は客を海に飛び込ませ沈没を阻止しなければならない。
イギリス人は、「海に飛び込むとジェントルマンになれますよ」と言われると飛び込んだとか。

ちなみに他国民はどう言われたら海に飛び込んだかというと・・・

ドイツ人は「海に飛び込むのがルールです」と、イタリア人は「海に飛び込むともてますよ」と、フランス人は「海に飛び込むな」と、アメリカ人は「海に飛び込むと英雄になれますよ」と言われると飛び込んだか。
日本人は「みんな海に飛び込んでいますよ」と言われると飛び込んだそうです。うん、ちょっと悔しいけど納得。

英語の話
渡英して1週間が経ちましたが、やはり言葉の壁にぶつかっています。

「聞く」に関しては、ネイティブやほぼネイティブに近い人の話、特に学校関係者ではなく現地の人たちの話はめちゃくちゃ早くて聞き取れません。

「話す」に関しては、特に会話の中で、自分の気持ちや考えを上手く話すことができません。今までアウトプットを怠ってきたから仕方がないのかな。すごく悔しい。また、ノンネイティブの人たちとコミュニケーションをとる時は、個々の発音が正確ではないと通じにくいようで、例えば母音の微妙の違いも正確に発音しなければなりません。

ただこればっかりは場数を踏んで慣れていくしかないのかなと思っています。

2008年8月6日水曜日

I've safely arrived at York in the UK!

どうにか無事到着し、早速月曜から学校が始まりました。完全に時差ぼけにかかってて、頭痛に悩まされながら10時寝5時起きという生活リズムになっています。遅刻しないだけいいかな。うん。

UKに足を踏み入れた最初の感想は涼しいを通り越して寒いということです。暖流が近くを流れてるといっても緯度的には北海道より北に位置してるんだから仕方がないかな。夏服何着か持ってきたのですが、悲しくも使わないまま終わるかもしれません。

僕が住んでいるヨーク市は自然と歴史的な建築物が調和したきれいな町並みです。大学も自然豊かで、多くの野鳥と共存しています。

寮到着後の話

長距離移動の後で疲れ、空腹状態だったので何か腹ごしらえをしようと思ったのですが、大学内の店は閉まっていました。市中心部に出向く気力は残っておらず、結局寮内でどうにかすることに。フラットにはたぶんあと6人くらい住んでるんだろうけど、キッチンに集まる気配がない。そうこうしていると時差の関係で眠くなり、休憩を取ることに。約5時間後起きると時刻は10時。空腹すぎて歩いたり声を出したりする気力もなくなってきました。体がぼろぼろの状態で、助けを求めてキッチンに行くと、一人の中国人女性が!簡単自己紹介を済ませ、事情を話すと、なんと一切れのパンを与えてもらえたのです。あのパンがその優しさと相まってどれだけおいしかったことか。

次の日から早速学校(Presessional courseというマスター前のノンネイティブのためのアカデミック英語強化コース)が始まり、テストで12人ずつのグループに振り分けられ、授業もスタート。先生たちは気さくで熱くてナイスガイな人たちばかりのようで安心しました。

少しずつですが友達(fromポルトガル、中国、サウジアラビア、台湾等)もでき、徐々に学校と生活に馴染みつつあります。

話は前後しますが到着前の話

福岡に二泊して、大学時代の友達や先生方に会ってきました。一日目には超サプライズ送別会を開いてもらったり、オールでカラオケしたり、先生方に励ましの言葉をもらったり、焼肉食べたり、二日連続オールとなるボーリング&ジョイフル行ったりしてホントに夢のような二日間でした。

そしてジョイフルからそのまま福岡空港国際線へ。正直こんなにも多くの人たちに見送りにきてもらえるなんて夢にも思っていなかったので、ホント嬉しく名残惜しかったです。あの時は流石に日本を離れたくないと強く思いました。最後ゲートで別れた後、我慢していた涙がポロポロと零れ落ちてきました。出国審査を終え、飛行機に乗ろうとするまさにその瞬間に空港会社で働いているという友達に偶然出会い、励ましと健康に気をつけるようにとの言葉をもらいました。

この二日間で改めてみんなの優しさをしみじみと感じ、僕が大学時代に得たもので一番大事だったものは、もちろんこの二日間で会っていない人を含め、人とのつながりだったんだなと痛感しました。本当に有難うごさいました。

London Kings Cross駅内の書店で売られていた絵葉書にこんな言葉が書かれていました。

  "Truely great friends are hard to find, difficult to leave and impossible to forget. "

まさにこのTruely great friendsに出会えてほんとによかった。UKでもできるだけ多くのTrueyly great friendsを見つけるべく、人とのつながりを大切にしながら日々過ごしていきたいと思っています。

  誰かが いつも 君を見ている

  今日もどこかで君のことを想ってる

  巡り合って そして 愛しあって

  許しあって 僕らはつながってゆくんだ (小田和正「今日もどこかで」)

ではではGood luck and take care!

2008年7月29日火曜日

男のシンクロ


夕方長崎県のローカル番組「できたてGOPAN」を観ていると、何やら見覚えがある部室、プール、そして体育館。僕の出身高校じゃないか!
テレビで放映されていたのは、ウォーターボーイズの紹介とパフォーマンス。「さまサンバ」というおそらくこのテレビ局が作った環境保護ソングに合わせて演技していました。結構な時間放映されていました。
このウォーターボーイズは、毎年文化祭前に有志の仲間(水泳部中心に様々な部活所属者)が集まって練習を重ね、文化祭でその演技を披露しているのです。まさにあの映画とドラマそのもの。
僕が高校3年の時の2年生がその映画とドラマに影響を受けてやり始め、反響を呼んで以来ずっと続いているようです。テレビでは今や我が高校の夏の風物詩になっていると紹介されていました。確かにあの演技は迫力があって凄かった。僕は新たな伝統が生まれる瞬間に立ち会ってたんだな。懐かしい。
今回のメンバーの中には、去年の教育実習でバレー部所属+授業を担当したクラスにいた子もいて二重の驚き。しっかし高校生は若くて元気です。約4年前に僕が高校生だったのが信じられないくらいこの4年でふけこみました。時の流れは残酷です。
長崎にいると、ウォーターボーイズを扱ってたローカル番組「できたてGOPAN」に多分に影響を受けます。観るたびに声甘すぎやろと突っ込みたくなる男性キャスター。「ごーぱん ごーぱん できたてごーごーぱん」というフレーズが何度も続く主題歌。一時頭から離れなくなります。
長崎に来た時には是非ご覧下さい。

2008年7月27日日曜日

SGGK

スーパーがんばりゴールキーパー。

地元の友達に誘われてサッカーしてきました。小中学校の同級生中心に社会人サッカーチームを作って活動しており、今晩は別の社会人チームとの練習試合でした。毎回なかなか人数が集まらないらしく、使えない助っ人として試合に出場しました。

ポジションはレギュラーメンバーが抜けていないゴールキーパー。実は僕小学生の頃、少年サッカークラブに入り、それなりに頑張っていたのですが、やっていたポジションはディフェンダー(ちなみに副キャプテンでした!)。キーパーなんぞ生まれてこの方一度もやったことがなく、きちんとシュートを抑えられるか不安でした。

しかしいざ試合に出てみると意外に点を取られない。僕らのチームが終始押し気味で試合を進め、ボールがキーパーのとこまで来ることがほとんどなかったので(笑)。やったことといえばゴールキックを5回くらい蹴ったり、こぼれ玉をキャッチしてボール蹴ったりしたりしたくらい。シュートらしいシュートはほとんど打たれませんでした。

20分×3セットやったのですが、1・2セット目はこんな調子で見事に無失点に抑えました。3セット目も終盤を向かえ、こりゃ完封したと日記に書けるぞなんてことを考えて調子に乗っていたら、急に1対1の大ピンチに。相手がシュートミスをしてくれて勢いのないボールを処理するだけでよかったのですが、見事にトンネルし1失点。オウンゴールに等しい失点でした。

試合終了後友達から、「そんな守備じゃ若林になれないぞ」と突っ込まれました(笑)。でも合計スコアは2-1で一応勝利に貢献。よく頑張った。

今晩はいい汗かきました。SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)を目指します。

2008年7月25日金曜日

文句なしの


勝利です。今日のソフトバンクホークスの試合はBS放送で中継され、久々に野球観戦を楽しみました。
ここ最近あまり調子が上がらないホークスでしたが、今日の試合は14-0の完勝でした。先発の大隣は無四球完封勝利だし、小久保には2本ホームラン打ったし。久しぶりに観てて安心できる試合でした。
今シーズン大活躍(なんとここまで9勝!)の大隣ですが、シーズン前までは正直期待していない選手でした。昨年鳴り物入りで入団しておきながらふがいない成績やったし。でも今年は違う。直球にキレが出てきて、今日のピッチングにも表れていたように直球で勝負できるようになったようです。元西武監督伊東さん曰く、いい時の大隣は、昨年大活躍したロッテの成瀬のようだとのことです。うん頼もしい!
8月には北京オリンピックが始まり、日本代表に選出されている杉内、和田、川崎は約1ヶ月かんチームを離れることになります。もちろん野球日本代表には金メダルを取ってもらいたいのですが、個人的にはホークスのリーグ優勝>野球金メダルなので、他の選手で力を合わせて首位に立ってもらいたいです。
そのために投手陣の柱になってもらわなければならない選手が大隣なのです。
話は変わりますが(トピックは野球のままですが)、現在大学1年生で僕がプロ入りを心底期待する選手が一人います。彼は僕のはとこで(話したことはない)、昨年甲子園にエースでピッチャーとして出場してベスト4に入り、地元を大いに沸かせてくれました。大学では野手に転向し、バッティングと守備に専念しているそうです。我がソフトバンクホークスは地元(九州出身)の選手を優先的に採るから、3年後のドラフトにかかってこないかなぁ。そしたら僕は間違いなく彼のおっかけになるでしょう。笑

2008年7月22日火曜日

疲労困憊

今日は早朝からバイトしてきました。

朝、めざましテレビの実際はカウントアップしている「今日の占いカウントダウン」を見て、最下位の人がHELP(~したら不幸を免れることができる)を実行した場合と、HELPがない11位の人ってどっちがラッキーなんだろうかということを考えた後いざ仕事場へ。

最近やっているバイトは、おじが経営している青果店の移動販売の補助です。僕が住んでいる町内にはいわゆる僻地と呼ばれる所も多く、家の周囲に店がなくて買い物ができなかったり、高齢の方で遠出できなかったりする人が結構多い。そこでそんな人たちの家の近くまで大型トラックで行き、野菜や果物を直接売るという何とも優しいシステムが移動販売です。

仕事内容は、大型トラック内の大量の野菜や果物が入った段ボールを地面に降ろして販売体制を作り、販売後元の位置に戻すというものです。この作業を10回程繰り返します。

まぁこの作業がきついきつい。一個一個の段ボールは重いし、総段ボール数もかなりある。さらに元々体力がない×ここ数年運動不足×このうだるような暑さというトリプルパンチも効いて僕の体をむしばむ。もうヘトヘトです。でもきつい分終わった時の達成感や爽快感はひとしおです。

そんな販売中の心温まるワンシーン

店員:おばさん、この甘夏は傷がたくさんついとるばってん、味は問題なかけん。

おばさん:いやー、ざぁーまな(すごい数の)傷やね。おぃの顔のごとびっつんなか(私の顔のように格好が悪いわ)。

おばさん自虐的すぎやろー。笑

2008年7月20日日曜日

フルハウス

そう、あのアメリカンホームコメディードラマの決定版です。以前も時々観ていたんですが、最近またNHKで再放送されているのを観て、その面白さに再び魅了され、はまりました。ミシェル可愛すぎ。天使の笑顔です。例のごとくYoutubeで本編や出演者の最近の映像をいくつか観れました。

そこで今さら知った衝撃の事実:ミシェル役は双子が代わりばんこで演じていた。

カリフォルニア州の法律で児童の労働時間が厳しく制限されているらしく、双子で一役を演じることになったそうです。彼女らの名はアシュレー・オルセンとメアリー・ケイト・オルセン。

オルセン姉妹も今や22才。映像で観た限りすごく綺麗な女性に成長していました。女優業を続ける傍ら、オルセン姉妹独自のファンションブランドも作って世界的に大ヒットしているらしく(僕はファンションにホント疎い)、今や20代前半の長者番付では一位を獲得している大成功を収めた事業家なんだとか。

うーん、あのミシェルが億万長者だとはちょっと複雑です。永遠に純真無垢でその笑顔だけで周囲を幸せにさせるミシェルでいてほしかったなー。 笑

笑いと愛たっぷりのフルハウス。DVDのコレクターズボックス(全8シーズン)が出ているようなので、働き始めたら必ず全シーズン分揃えて、隅から隅まで観て楽しみたいです。

2008年7月19日土曜日

羽生さん

昨日の棋聖戦第五戦に勝ち、二連敗から三連勝で、名人・王座・王将と合わせて四冠に復帰しました。永世名人位を取った先日の名人戦の森内さんとの大激闘以降個人的に羽生フィーバー再来中です。

同時七冠という大偉業を成し遂げた1995年、僕は小学校四年で、例に漏れず将棋にはまりました。クラスの男子中心に将棋盤と駒を持ってきて、休み時間や昼休みにいろんな人と将棋を差しました。クラブ活動も将棋クラブに入ったり、五年時の修学旅行先にも盤と駒を持っていくという、異常な熱狂ぶりでした。残念ながら強くなることはありませんでしたが。

それ以降将棋を実際に差すことはほとんどなく、興味も薄れていましたが、前述の名人戦で将棋熱が火を吹き返しました。第三戦終盤での渡辺竜王に50年に一度の大逆転劇と言わしめた脅威の粘り、勝ちが見えた時に震えだす駒を握る手。まさにカリスマ。羽生さんは七冠達成以降も将棋界のスーパースターであり続けています。

自ら指すことは難しいけど、野球と一緒で観るのがホント面白い。これからも羽生さん中心に将棋界を応援します。目指せ二度目の七冠王!

2008年7月18日金曜日

初投稿

今日からブログやります。できるだけ日々の足跡を形として残し、記憶に刻んでいきたいものです。

写真は僕の実家から見たわが町の風景。のどかで人とのつながりの深いいい町だということを最近ようやく身にしみて分かるようになりました。多くの若者が求める刺激は皆無に等しいのですが。

ヨーク大学大学院への留学を希望していて、今までConditional offer(条件付合格)という、大学側が定めたTOEFL(英豪ではIELTSの方がメジャー)の点数を超えたら入学していいよというものだったのですが、先月受けたTOEFLでようやく規定点数を越え、Unconditional offer(合格)に変えることができほっとしています。

8月の頭に渡英し、8・9月とアカデミックな英語を鍛えるプレセッショナルコースというものを受け、10月から正規の授業が始まります。

このように海外の大学は日本とは始業の月が異なるため、今年の3月に大学を卒業した僕は、4月から今までの約4ヶ月間たまにバイトをする以外は特に働くこともないいわゆるニート状態でした。正直この4ヶ月間程月日の移り変わりが長いと感じた期間はなかったように思います。社会的身分が無いことのつらさは僕の想像をはるかに超えていました。

この4ヶ月間の主な出来事

①人生初手術
腰の左後ろにできていた腫瘍が化膿し、ものすごい痛みを感じたので、病院で腫瘍そのものを取ってもらった。幸いその腫瘍は良性で特に問題は無かったが、手術前後合わせて約1ヶ月間2日に1回のペースで病院に通い続けた。

②東京&大阪方面への旅
TOEFLの試験を受けたりビザを取得したりするために遠出。とにかく人が多かった。駅の構内では人酔いした。大阪方面では人気者くいだおれ太郎君&次郎君に会ったり、京都まで行って金閣寺を観たりし、その愛らしさと美しさに感動。

③社会の動きに敏感に
実家にいる間は留学の準備として、パスポートや航空券取ったり英語や専門の勉強をしていたが、一日中できるはずもなく、本や新聞を読んだりネットサーフィンしたりするという生活に。テレビでも同じニュースを何度も観ることになり、世の中の動きにやたら敏感になる。

といったことがありました。その他のことや留学の動機、準備の詳細等おいおい書いていきます。