2008年8月23日土曜日

発音の大切さ

を痛感しています。ネイティブ、ノンネイティブ関係なく、個々の単語の発音がある程度正確でないと話が通じません。んなこと当然だろと思われるかもしれませんが、恥ずかしながらだいたいの音が出てれば通じはするかなと思っていた僕としてはなかなか衝撃的事実です。

例は枚挙にいとまがないくらいあるのですが、よく間違うのがreceiptの発音です。パソコンで家計簿をつけている(奇跡的にまだ続いてます!)ので、買い物の時レジでレシートをもらえなかった時に「Can I have a reciept, please?」と言うのですが、なかなか一発で理解してもらえません。receiptの発音記号は[rIsi:t]で、ストレスは後半部分におちるのですが、おそらく[r]が[l]になったり、[rI]が[re]になったり、[si:]が[Si:](hが入るってこと)になったり、ストレスが前半部分におちたりするといった理由から通じていないものと思われます(ここで用いてる発音記号は便宜上のもの)。

英語でコミュニケーションをとるために必要な要素は、正確な文法、豊富な語彙等いろいろあるとは思いますが、それらの中での重要度ランキングで発音が赤丸急上昇中です。基本的な文を作れて、高校までで習うレベルくらいの語彙を知ってて使えれば、一番大事なのは発音かもと思うくらい。

Listening&pronunciationの先生曰く、僕の発音の弱点は特に子音の不明確さにあるらしい。英語は母音の種類が日本語のそれより多いので、母音の正確さに問題があると思っていたので、この指摘もまた衝撃的でした。だからといって母音の発音に問題がないわけではなく、慣れれば自然にできるようになるとのこと。うーん、本当かなぁ。

いずれにせよ発音改善に意識的に取り組みたいと思います。

2008年8月18日月曜日

I finally got an unconditional offer!


僕なりに頑張って作りました。ラーメンにもやしと葱を入れている時点で自分で自分を褒めたいです。笑
インスタントラーメンはなんと大学の生協みたいなスーパーで買いました。僕が大好きな出前一丁です。なぜあんな狭い店にこのラーメンが置いてあるのかは謎ですが、すごく助かります。ご飯は先日大型スーパーで買ったもので、のりは日本から持ってきたものです。
そして肝心の味は・・・めちゃくちちゃ上手い!食に対する期待度が急降下しているという側面もあるかもしれませんが、たぶん読者のみなさんも満足するレベルです。
それはともかく、今日嬉しいことがありました。ようやく正式な合格通知書(Uncondtional offer)をもらいました!昨年の7月あたりから大学院留学を考え、本やインターネットで猛リサーチし始めたので、約1年間とりあえずこの通知書をもらうために準備してきたことになります。正直準備はすごく面倒で大変で苦労したので、2枚の紙切れを手にした瞬間は思わず感慨にふけりました。
せっかくなので、イギリス大学院出願について簡単にまとめます。
出願形態ですが、日本の大学のような入学試験はなく、書類選考です。必要な書類は大学によって異なりますが、僕が提出したものは、
・履歴書
・成績証明書
・卒業証明書
・推薦状2通(大学の先生に書いてもらうのが一般的)
・エッセイ(これまでの経験や志望動機等。1000語程度)
・英語能力証明書(TOEFLやIELTS等の英語試験の結果)
・財政能力証明書
です。
中でも苦労したのはTOEFLで大学が定めたスコアを取ることです(イギリスの場合IELTSの方がメジャーだが、TOEFLでも可。日本にいるとTOEFLの方が受験機会が多いし、ちょっと安い)。大学院出願の場合、やはり大学によりますが、一般的にTOEFL iBTだと80~100/120、IELTSだと6.5~7.0必要だと言われています。僕が出願した3校の要求スコアはTOEFL iBT 92以上でした。オックスフォードやケンブリッジは確か110以上だったような・・・。ちーん。
ただ、イギリスの大学は英語のスコアに寛容なところがあり、出願時に所定のスコアに達していなくても、条件付き合格(Conditional offer)といって入学前までにスコアに達すれば合格というオファーを出してくれる大学が多くあります。結構いい加減です。僕も昨年12月の出願時にはTOEFLのスコアは80点代前半のものを提出し、条件付き合格のオファーをもらいました。
でもあくまで条件付きなので、今年に入ってどうにかして所定のスコアを取るべく、決して安くないTOEFLの試験を3回ほど受験しました。
最初の2回は80点代前半で伸び悩んでいたのですが、6月に大阪で受けた試験でようやく92点を超すことができました。この結果をインターネットで知った時の喜びはひとしおでした。
そのスコアの原本コピーを大学に提出し、今日に至ったわけです。
出願に際しては、友だちや先輩、先生方に相談に乗ってもらったり、大学の先生には自分で読んで感動するような推薦状を書いてもらったり、エッセイの手直しを入念にしてもらったりして、ホントいろんな人に助けてもらいました。本当にありがとうございました。そして何よりも、究極のわがままを許してくれた両親にはいくら感謝してもし尽くしきれません。これから思う存分親孝行しないといけないなと思っています。
異国の地に一人でやって来て、人種的には完全なマイノリティというある意味社会的弱者になって改めて、僕はこれまでいろんな人に支えられて恵まれた環境で生きてきたとうことをしみじみと感じています。渡英前にもらったメッセージ国旗にも書かれていましたが、そういう人たちへの、そしてこっちで知り合った人たちへの感謝の気持ちを大切にしながら笑顔で頑張ります。
とりあえず金曜提出のロングエッセイを終わらせないと。

2008年8月15日金曜日

Necessity is a mother of action&人の優しさ

必要は行動の母。

UK生活で一番困るのは何といっても物価が高いということ。特に外食にかかる値段は法外です。これまでどれだけtoo expensiveという言葉を使い、聞いてきたことか。

日本にいた時のような食生活をしていては、とてもじゃないけど生活していけないということで、少なくとも朝昼は自炊してます。朝は定番のシリアルフード。シリアルの中に人間生活に必要な栄養素全てが入ってればいいのになと思うこともしばしば。昼は朝作ったサンドイッチ。僕でも簡単に作れ、調理時間は5分もかかりません。ただ夕飯だけは調理器具がまだそろってなかったり、材料がなかったり、ぶっちゃけめんどいという理由で、まだ許容できる値段で夕食を提供している学食にお世話になっていました。

このままではいけないということで、今日の授業後シティーセンターへトラベラーズチェックを現金に換えるついでに買出しに行きました。フライパン、鍋、包丁、米、野菜・・・。ちょっと高かったけど仕方ない。今後の食費を浮かすため。

さぁ新たに揃えた調理器具と食材で早速料理してみようということでキッチンに向かうと、見知らぬ人たちが3人ほど。何やら韓国人のフラットメイトが韓国人の友人を招いて食事会を開いているらしい。僕は僕で夕飯の準備を進めようとしていると、なんと一緒に食べないかと誘われました。お言葉に甘えてカレーやらキムチやらビールやら頂きました。

食事中は、プレセッショナルや日韓ドラマ、野球等で話が弾みました。日本語も結構知っててびっくり。日本ドラマを見る機会がたくさんあるらしい。

そして何よりも彼らの優しさと温かさに感動しました。お互い自分の考えや感情を完全に伝えられたわけではなかったと思うのですが、心が通じ合っているようでした。言葉を自由に操ることはもちろん大事だけど、相手を優しく受けとめる心を持つことが人間関係の大前提なんだと思いました。

2008年8月11日月曜日

エッセイ

10月から始まる修士課程では、4000語~5000語のエッセイ4本と、12000語程度のDissertation(修士論文)が主な評価対象になっており、とにかく「書く」ことが重視されています。プレセッショナルはこのエッセイを上手く書き上げるためのコースと言っても過言ではなく、そう語数は多くありませんが何本かエッセイを書くことになっています。

先生がよく指摘すること2つ。

①Plagiarism(盗用、剽窃)には注意せよ
コピー&ペースト。ごく簡単に言うと、他人の意見や実験、発見等を無断で引用することです。もっと複雑で細かなものらしいのですが、まだ実体はつかめていません。イギリスの大学はこのPlagiarismに関してはホント厳しいようで、無断引用率(調べるソフトがあるらしい)がある割合を超えると、退学までさせられかねないのです。うーむ、怖い怖い。直接引用でも引用源を示せば問題ないのかなと思っていたのですが、しっかり自分の言葉で置き換えて説明しなければなりません。細心の注意が必要です。

②アカデミックスタイルで書け
おそらく今一番実体が分からず苦戦しているものです。話し言葉ではなく書き言葉を、インフォーマルな言葉ではなくフォーマルな言葉を用い、エッセイ全体をアカデミックスタイルに仕上なければならないということです。このアカデミックwordsが使われていなければ、エッセイの質が落ちると判断されるようです。 I thinkやI, We, peopleを使うなといった聞いたことがあるものから、get, go, putを使った熟語(get worse, go on, put off等。それぞれ deteriorate, continue, be deterredへ)はアカデミックじゃない という「マジかよ」「ちょっと厳しすぎんじゃないの」と思うものまで様々で、あまりにも数が多すぎて正直うんざりしています。また、英英辞書引いてもこれがアカデミックwordsだという説明が必ずしもなされているわけではないので、対処法は暗中模索中です。

どちらとも一筋縄ではいかない難しい問題ですが、新たな発見がたくさんあってすごく楽しいです。

2008年8月10日日曜日

紳士の国

イギリスが紳士的振る舞いを大切にする国だという話は本当のようです。建物のドアを開けて「After you.(お先にどうぞ)」と言ったり、歩行者用の信号がない道路上で横断しようとしてると車を止めて横断させてくれたりする人が多いように思います。

そういえばベストセラーになってる「世界の日本人ジョーク集」で、各国の国民性を表すジョークとしてこんなものがあったっけ。

旅客船が沈没しようとしているため、船長は客を海に飛び込ませ沈没を阻止しなければならない。
イギリス人は、「海に飛び込むとジェントルマンになれますよ」と言われると飛び込んだとか。

ちなみに他国民はどう言われたら海に飛び込んだかというと・・・

ドイツ人は「海に飛び込むのがルールです」と、イタリア人は「海に飛び込むともてますよ」と、フランス人は「海に飛び込むな」と、アメリカ人は「海に飛び込むと英雄になれますよ」と言われると飛び込んだか。
日本人は「みんな海に飛び込んでいますよ」と言われると飛び込んだそうです。うん、ちょっと悔しいけど納得。

英語の話
渡英して1週間が経ちましたが、やはり言葉の壁にぶつかっています。

「聞く」に関しては、ネイティブやほぼネイティブに近い人の話、特に学校関係者ではなく現地の人たちの話はめちゃくちゃ早くて聞き取れません。

「話す」に関しては、特に会話の中で、自分の気持ちや考えを上手く話すことができません。今までアウトプットを怠ってきたから仕方がないのかな。すごく悔しい。また、ノンネイティブの人たちとコミュニケーションをとる時は、個々の発音が正確ではないと通じにくいようで、例えば母音の微妙の違いも正確に発音しなければなりません。

ただこればっかりは場数を踏んで慣れていくしかないのかなと思っています。

2008年8月6日水曜日

I've safely arrived at York in the UK!

どうにか無事到着し、早速月曜から学校が始まりました。完全に時差ぼけにかかってて、頭痛に悩まされながら10時寝5時起きという生活リズムになっています。遅刻しないだけいいかな。うん。

UKに足を踏み入れた最初の感想は涼しいを通り越して寒いということです。暖流が近くを流れてるといっても緯度的には北海道より北に位置してるんだから仕方がないかな。夏服何着か持ってきたのですが、悲しくも使わないまま終わるかもしれません。

僕が住んでいるヨーク市は自然と歴史的な建築物が調和したきれいな町並みです。大学も自然豊かで、多くの野鳥と共存しています。

寮到着後の話

長距離移動の後で疲れ、空腹状態だったので何か腹ごしらえをしようと思ったのですが、大学内の店は閉まっていました。市中心部に出向く気力は残っておらず、結局寮内でどうにかすることに。フラットにはたぶんあと6人くらい住んでるんだろうけど、キッチンに集まる気配がない。そうこうしていると時差の関係で眠くなり、休憩を取ることに。約5時間後起きると時刻は10時。空腹すぎて歩いたり声を出したりする気力もなくなってきました。体がぼろぼろの状態で、助けを求めてキッチンに行くと、一人の中国人女性が!簡単自己紹介を済ませ、事情を話すと、なんと一切れのパンを与えてもらえたのです。あのパンがその優しさと相まってどれだけおいしかったことか。

次の日から早速学校(Presessional courseというマスター前のノンネイティブのためのアカデミック英語強化コース)が始まり、テストで12人ずつのグループに振り分けられ、授業もスタート。先生たちは気さくで熱くてナイスガイな人たちばかりのようで安心しました。

少しずつですが友達(fromポルトガル、中国、サウジアラビア、台湾等)もでき、徐々に学校と生活に馴染みつつあります。

話は前後しますが到着前の話

福岡に二泊して、大学時代の友達や先生方に会ってきました。一日目には超サプライズ送別会を開いてもらったり、オールでカラオケしたり、先生方に励ましの言葉をもらったり、焼肉食べたり、二日連続オールとなるボーリング&ジョイフル行ったりしてホントに夢のような二日間でした。

そしてジョイフルからそのまま福岡空港国際線へ。正直こんなにも多くの人たちに見送りにきてもらえるなんて夢にも思っていなかったので、ホント嬉しく名残惜しかったです。あの時は流石に日本を離れたくないと強く思いました。最後ゲートで別れた後、我慢していた涙がポロポロと零れ落ちてきました。出国審査を終え、飛行機に乗ろうとするまさにその瞬間に空港会社で働いているという友達に偶然出会い、励ましと健康に気をつけるようにとの言葉をもらいました。

この二日間で改めてみんなの優しさをしみじみと感じ、僕が大学時代に得たもので一番大事だったものは、もちろんこの二日間で会っていない人を含め、人とのつながりだったんだなと痛感しました。本当に有難うごさいました。

London Kings Cross駅内の書店で売られていた絵葉書にこんな言葉が書かれていました。

  "Truely great friends are hard to find, difficult to leave and impossible to forget. "

まさにこのTruely great friendsに出会えてほんとによかった。UKでもできるだけ多くのTrueyly great friendsを見つけるべく、人とのつながりを大切にしながら日々過ごしていきたいと思っています。

  誰かが いつも 君を見ている

  今日もどこかで君のことを想ってる

  巡り合って そして 愛しあって

  許しあって 僕らはつながってゆくんだ (小田和正「今日もどこかで」)

ではではGood luck and take care!